積立FXはいつやめる?出口戦略と円高転換のシグナル

らくつむを始めてそろそろ3ヶ月になります。積立を始める時は、どの通貨を選ぶかや、どう分散するかを中心に考えていました。ですが、長期で運用するのは良いとして、出口戦略も考えておきたいと思いました。
いつ利益確定する?円高に転換したらどうする?あるいは、ずっと円安だったら?
前回書いた通り、当面円安トレンドが継続すると考えていますが、少し先のことも考えておこうと思います。
なぜ円安トレンドが続くのか?
前回の記事で書きましたが、わたしは現在の円安トレンドはまだ続くと考えています。理由は、日本の財政に関わることです。
高市政権が推進する積極財政により、国債利回りは30年ぶりの高水準となりました。財政拡張が続くということは、国債の発行が増える可能性が高い。それにより国債が買われなくなり、そして売られる。頼みの日銀も利上げには慎重です。
この円安の流れは、選挙システムと政治家の限界であり、この仕組みは当面変わらないだろうというのがわたしの見解です。詳細はこちらにまとめています。

それとは別に、何らかの要因で円高トレンドに転換することもあるかもしれません。今回はそういうケースを想定してみます。
円高転換のシグナルをどう見る?
円高転換するとしたらどんな兆候があるのでしょうか?例えば以下のようなシグナルがあるのではないでしょうか。
財政健全化への転換
ひとつめは積極財政が見直され、歳出削減などの財政規律を重視する政策に舵が切られた場合がありそうです。国債発行が減りそうだと判断されれば、国債利回りは低下し、日本円が買われやすくなるかもしれません。
ただし、このケースは先の章でも書いた通り、現状の政治システムではあり得ない話だと思います。
国債利回りの低下
財政健全化さておき、その国の評価は国債利回りに表れます。最近30年ぶりの高水準まで上昇した利回りが、何らかの要因で下降しはじめた場合は要注意かもしれません。
米国の利下げ
日米の金利差は円安の大きな要因のひとつ。米国がインフレ沈静化などを背景に利下げを行うことで、日米の金利差が縮小し円高向きの圧力が生まれるかもしれません。
日銀の利上げ
米国の利下げと同様に、日銀が利上げを継続できれば、同様に円高向きの圧力が生まれるかもしれません。ですが、過去の利上げで株価ショックを引き起こしたことや、高市政権の影響もあるのか日銀は慎重姿勢です。
こうした兆候がいくつか重なって、はじめてトレンド転換が起きるのかなと考えています。少なくとも、日々の市場動向はチェックしておきたいところです。
もし円高に転換したらどうする?
仮に円高トレンドへ転換したらどうしますか?
たぶん、わたしは何もせず積立を継続します。
為替はシクリカル(循環的)なものです。円安が続けば、そのうち円高が来ます。そして、その円高も永遠には続かなくて、次の円安が来るのです。このシクリカル性は日本の財政構造とは無関係に存在する為替の性質だと考えています。
もし円高になっても、積立を継続することで今度は外貨を安く買うことができます。ドルコスト平均法によって平均取得単価が下がっていくので、その後の円安局面において、さらに大きな利益を得られる可能性があります。もちろん、その間ずっとスワップが複利で増え続けるのが積立FXの一番の強みです。
このように、わたしは円高転換で売り急ぐというより、安く仕込めるチャンスだと考えています。ですが、これは円高トレンド10年、その後また円安トレンド10年とかの時間軸でもよいという前提です。20年は長すぎるという場合は次の円高トレンド転換を出口として考えるのがよいかもしれません。
繰り返しになりますが、わたしは当面円安トレンドが継続すると考えています。
まとめ
今回は円高トレンドへの転換というテーマを書いてみました。
残念ながら日本の財政健全化は構造的に難しいと思いますが、米国の利下げや日銀の利上げは適宜実行されていくのではないかと思います。皆様も感じておられる通り、現状のインフレは流石に行き過ぎています。
インフレの根本要因のひとつである円安に対しては適切な措置が講じられるべきです。ですが、それでも円安圧力のほうが強いのではないかと思います。
日本円の価値が低下していく世の中において、自分の資産を守り・育てるために、わたしは積立FXで日々外貨を積み立て、スワップを受け取る仕組みを構築しています。
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