「らくつむ」で積立FXシミュレーション|3通貨ポートフォリオで10年後いくらになる?

積立FXを始める前、スワップで稼いでも為替変動で損するかも…と気になりました。
トルコリラの高スワップは魅力的だけど、通貨安が続いているなら意味がないかも?メキシコペソや豪ドルも、為替が動けばマイナスになるかも?
そう思いつつ、円安圧力のほうが強そうだと考え、2026年5月から積み立てを始めました。トルコリラ・メキシコペソ・豪ドルをそれぞれ毎日200円を投資しています。
約1ヶ月が経ち、累計スワップは113円になりました。一方、為替評価はマイナス271円で、短期で見れば負けています。
ただ、最終的にはプラスになるだろうと考えています。この手法はひとまず10年という時間軸で設計しており、時間が経つほど有利になる仕組みだからです。
積立FXは、毎日買い続けることで、ドルコスト平均法により取得単価が平均化され、スワップは雪だるま式に増えていきます。1年目は小さな数字でも、10年積み上げた場合は非常に大きな力になります。
実際に10年後はどうなっているのか、3つの為替シナリオで数字を出してみます。
前提条件とシミュレーションの設定
シミュレーションの前提を整理します。
積立条件は3通貨それぞれ毎日200円、レバレッジ1倍です。
年間250営業日で積み立て、スワップは365日付与されます。受け取ったスワップは100円貯まるごとに自動再投資される設定にしています。10年間の投資総額は3通貨合計で150万円です。
為替は3つのシナリオを設定しました。
現在のドル円約160円を基準に、10年後に140円水準になる円高シナリオ、160円の現状維持シナリオ、180円水準になる円安シナリオです。各通貨も同じ比率で動くと仮定しています。
スワップポイントは現在の水準を適用します。トルコリラが1通貨あたり1日0.00261円(利回り約27.7%)、メキシコペソが0.00147円(利回り約5.9%)、豪ドルが0.01191円(利回り約3.8%)です。
注意点として、これはあくまでシミュレーションであり、スワップポイントは変動します。ただ、長期間積み立てるとどうなるのか、イメージを持つために計算しています。
3つのシナリオで何が起きる?
計算結果を見てみましょう。
10年間の累積スワップは3シナリオ共通で約261万円です。毎日少額を積み立てているだけで、投資総額150万円を超えるスワップが積み上がっている計算になります。これがスワップ再投資の複利効果です。
円高シナリオ
- 累積スワップ:約261万円
- 為替損益:約-51万円
- 総損益:約+210万円
- 投資対比リターン:+139.8%
為替が不利に動いても、スワップが評価損を大きく上回ります。
現状維持シナリオ
- 累積スワップ:約261万円
- 為替損益:ゼロ
- 総損益:約+261万円
- 投資対比リターン:+174.0%
スワップがそのまま利益になるシナリオです。
円安シナリオ
- 累積スワップ:約261万円
- 為替差益:約51万円
- 総損益:約+312万円
- 投資対比リターン:+208.3%
スワップと為替差益の両取りが実現する最良のシナリオです。
3つのシナリオに共通しているのは、いずれも大幅なプラスで終わるという点です。為替が円高に振れても、スワップの複利効果がそれを吸収して余りある。10年という時間軸が、積立FXの構造的な強みを最大限に引き出しています。
なぜスワップがここまで膨らむのか
261万円というスワップの数字を見て、多すぎるんじゃない?と思った方もいるかもしれません。その理由を説明します。
鍵はトルコリラです。3通貨の累積スワップ261万円のうち、トルコリラだけで約231万円を占めています。スワップ利回り約27.7%という高金利が、複利で雪だるま式に増えた結果です。
1年目はスワップで増えた通貨量はわずかですが、その通貨にもスワップが付き、翌年はさらに多くの通貨にスワップが付く。これが10年続くと加速度的にスワップが増えます。
メキシコペソと豪ドルのスワップ利回りは5.9%・3.8%と控えめなので、複利効果も相応の大きさです。3通貨を組み合わせているのは、トルコリラ一本に集中するリスクを分散しながら、高スワップの恩恵も享受するためです。
逆に言うと、トルコリラの運用が想定外に崩れた場合、このシミュレーションの前提が変わります。次の章でそのリスクについて正直に書きます。
それでもわたしが3通貨で分散する理由
ここまで読んで、「トルコリラ1本で積み立てた方が効率いいのでは?」と思った方もいるかもです。数字だけ見ればその通りです。
ただし、トルコリラには高スワップと表裏一体のリスクがあります。
2021年は約40〜50%下落、2022年も約20〜30%下落。スワップ利回り27.7%を為替下落が上回った年が実際にあります。今回のシミュレーションは±12.5%の変動幅で計算しましたが、それを大きく超える下落が続くと結果は大きく変わります。
もうひとつ、トルコリラ1本に集中すると精神的に続けにくいというリスクもあると思っています。
急落するたびに、やめようかな…という気持ちになりやすいかもしれません。積立FXは長期間続けることに意味があるので、継続しやすい仕組みを作ることが重要です。
わたしが豪ドルとメキシコペソを組み合わせているのはそれが狙いです。豪ドルは3通貨の中で最も安定した値動きをしてきた緩衝材。メキシコペソは米ドルと相関しやすい特性のある高スワップ通貨で、スワップと為替差益の両取りが期待できる。
それがわたしの1ヶ月の実績にも少し出ています。現在トルコリラの為替評価は-164円、メキシコペソ-43円に対して、豪ドルは-64円と相対的に小さい。さらに口座開設キャンペーンでもらったボーナスがあるため、3通貨合計ではプラスになっています。
リスクを分散しながら、高スワップの複利効果を享受する。長期間続けられる仕組みを作ることが、このポートフォリオの思想です。
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まとめ
3通貨・毎日600円の積立を10年続けると、投資総額150万円に対して累積スワップは約261万円に達します。為替が円高に振れても約210万円のプラス、現状維持なら約261万円、円安なら約312万円。いずれのシナリオでも大幅なプラスで終わる計算です。
この結果を支えているのはスワップの複利効果。受け取ったスワップを再投資することで通貨量が増え、またスワップが付く。複利で増え続ける仕組みです。
短期の値動きで一喜一憂せず、コツコツ積み立てて成果を増やすのがわたしの理論です。
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