NVDAだけじゃない|フィジカルAI時代に本当に必要なインフラ銘柄

コロナ前、わたしはNVDA(エヌビディア)を約20ドル(分割後価格)で買っていました。
当時はAIブームの気配など全然なく、単にGPUメーカーとしての実力で買ったのですが、その後こんなに上がるとは思ってもいませんでした。
今や200ドル超、テンバガーというやつです。もっと買っておけばよかったですね。

生成AIにはじめて触れたときのことを憶えていますか?わたしは、はじめてChatGPTに触れた時の衝撃を今でも憶えています。
産業の構造が変わると思いました。AI関連の銘柄に投資すべきだと思いましたが、マーケットの動きは速く、すでに多くの株価は大きく上昇しています。
じゃあ次はどこに投資すべき?
そう考えて、行き着いたのが「フィジカルAIインフラ」という考え方。この記事ではその投資哲学と、わたしが選んだ銘柄たちを紹介したいと思います。
ロボットに投資するのは正解?
フィジカルAIとは、AIが現実世界に実装されること。
自動運転、産業ロボット、スマートファクトリー。これらはすべてフィジカルAIと言えます。
もう少し身近なところでは、Amazonの物流倉庫で荷物を仕分けるロボット、工場の生産ラインを管理するAI、建設現場で自律的に動く重機。これらすべてフィジカルAIです。プロンプトで動いている生成AIが、現実世界で動き始める。そういう時代にわたしたちは生きています。
じゃあロボットメーカーに投資すればいいのでは?
わたしも最初はそう思いました。ファナックや安川電機といった日本の優良ロボットメーカーが存在します。安川電機は短期取引でいつもお世話になってます。でも本当にそれが正解でしょうか?少し歴史を振り返ってみます。
インターネット時代、本当に儲かったのは?
インターネットブームが来た時、多くの投資家はPCメーカーに注目しました。ところがその後、PCはコモディティ化し価格競争に巻き込まれます。一方でGoogleやAmazon、MicrosoftといったITインフラを支配した企業は、今も圧倒的な存在感を持っています。
もしかして、フィジカルAIにおいても同じ構造になるのではないでしょうか?
ロボット(端末)は将来コモディティ化するリスクがある。しかし、ロボットが何百万台になっても、必ず必要なインフラ。そのインフラ企業こそ、フィジカルAI時代の勝者になるのではないでしょうか?
フィジカルAIのインフラとは何か
では、フィジカルAIのインフラとは具体的に何でしょうか。わかりやすくするために、フィジカルAIをレイヤーで考えてみます。

多くの投資家が注目しているのは、上の図でいう「チップ・推論層」です。
NVDAはまさにここに位置しています。
しかし、ロボットや自動化機械が現実世界で動くためには、その下にある層が必ず必要になります。
- センサー・接続層:現実世界の情報を取り込む「目」と「耳」
- 制御・自動化層:AIの判断を物理的な動作に変換する
- 電力・エネルギー管理層:膨大なエネルギーを安定して供給する
- 設計・検証層:次世代チップや機器を設計・テストする
- 実装・製造層:インフラを現実の機器として安全に組み上げる
これらはロボットメーカーが何社に増えても、AIデータセンターがどれだけ拡大しても、必ず需要が発生します。特定の端末やサービスに依存しない、いわば「神経」のような存在です。
NVDAが注目される理由はよくわかります。ただ、この「神経」を抑えた企業群にも、同じくらい大きな恩恵が届くはずだとわたしは考えています。
だからこの銘柄群にたどり着いた
フィジカルAIのインフラ層に投資する——この結論にたどり着いたわたしは、各レイヤーで「なくてはならない存在」になっている企業を決算資料や業界レポートを読み込みながら調べていきました。
その結果選んだのが11銘柄。わたしはこれを「さよ11」と呼んでいます。
センサーや接続部品、制御・自動化システム、電力管理、設計・検証ツールなど、それぞれのレイヤーで世界シェアを持つ企業群です。
いずれも派手さはありません。しかし、ロボットが何百万台に増えても、AIデータセンターがどれだけ拡大しても、必ず需要が発生する構造を持っています。
NVDAも引き続き保有しています。ただ、NVDAだけを見ていると、その下で世界を支えているインフラ企業群を見逃してしまう。
そう感じています。
まとめ
AIが現実世界に実装される時代、多くの投資家の視線はチップや推論層に向いています。それは間違いではありません。
ただ、インターネット時代にPCメーカーではなくインフラを抑えた企業が勝ったように、フィジカルAI時代も同じ構造になるのではないか…。わたしはそう考えています。
端末(ロボット)ではなく、その神経となるインフラに投資する。これがさよ11という銘柄群を選んだ理由です。
次の記事では、さよ11の具体的な銘柄と各銘柄を選んだ理由を詳しく紹介します。






