「らくつむ」で3通貨を選んだ理由|積立FXのリスク分散ポートフォリオ設計

積立FXを始めようと思ったとき、最初に悩むのは通貨選びではないでしょうか?
トルコリラ、豪ドル、メキシコペソ、米ドル。高スワップと言われる通貨はいくつかある。でもどれを選べばいいのか?リスクはどう考えればいいのか?調べれば調べるほど迷うという経験をした方も多いと思います。
わたし自身、最初は2通貨でスタートして、運用しながら3通貨に組み替えました。最初から最適だったわけではなく、実際に動かしながら考えてきた結果が今のポートフォリオです。
現在わたしが積み立てているのは、トルコリラ・メキシコペソ・豪ドルの3通貨。それぞれ毎日200円、レバレッジ1倍。合計600円/日の積立です。
今回はその3通貨を選んだ理由と、ポートフォリオ全体の設計思想をそのまま書いてみます。通貨選びで迷っている方の参考になれば幸いです。
なぜ3通貨分散なのか
最初に考えたのは、1通貨に絞るべき?という点でした。
スワップ利回りだけで選ぶなら、トルコリラ一択です。27.7%という利回りは他の通貨を圧倒しています。ただ、トルコリラは長期的に下落トレンドが続いてきた通貨でもある。スワップで稼ぎながら為替で削られるリスクを、1通貨に集中して取る必要はないと考えました。
分散する理由はシンプルです。通貨ごとにキャラクターが違う。値動きの特性が異なる通貨を組み合わせることで、1通貨が急落したときのダメージをポートフォリオ全体で吸収できます。
実際、積立を始めた半月の実績を見ると、その効果がすでに出ています。トルコリラの為替評価額は-86円、メキシコペソは-18円。一方、豪ドルは+31円とプラスになっています。豪ドルが緩衝材として機能してくれた結果です。
1通貨に集中してトルコリラだけを積み立てていたら、この半月で-86円の評価損を抱えていたことになります。3通貨に分散することで、ポートフォリオ全体の損失は-73円に抑えられています。
3通貨を選んだ理由
この3通貨を選んだ軸は「スワップと安定性のバランス」です。高スワップだけを追うのではなく、値動きのキャラクターが異なる通貨を組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクを分散する。その観点で選んだ結果が、トルコリラ・豪ドル・メキシコペソという組み合わせです。
トルコリラ
最初に注目したのはトルコリラです。政策金利37%という水準から生まれるスワップ利回りは約27.7%。積立FXの収益の柱として、まず外せない通貨でした。
ただし、通貨安リスクは高い。2007年に99円台だったリラが現在3円台まで下落しています。その上で積み立てる価値があるのか?という疑問に対して、ドルコスト平均法で取得単価をならしながら長期で積み上げれば、スワップが為替下落を上回る可能性があると判断しました。高スワップの恩恵を受けながら、リスクを金額でコントロールする。それがトルコリラを選んだ理由です。
豪ドル
トルコリラだけだと不安定すぎる。そこで組み合わせる通貨として選んだのが豪ドルです。
豪ドルには高金利通貨というイメージがありましたが、調べてみると現在は米国の政策金利の方が高いという状況でした。それなら米ドルでいいのでは?とも考えました。ただ、わたしはすでに「さよ11」というフィジカルAIインフラのポートフォリオで米国株を中心に保有しています。ドル資産はすでに十分であり、為替でまで米ドルを積み増す必要はないという判断に至りました。
よく調べると、利回りベースでは豪ドルの方がまだ米ドルを上回っています。資源国通貨として高スワップの歴史もあり、トルコリラの高スワップ・高リスクと対極にある安定した通貨として、緩衝材の役割を期待して選びました。
メキシコペソ
2通貨で運用を始めてみて、もう少し分散できないかと考えるようになりました。そこで行き着いたのがメキシコペソです。
スワップはトルコリラより低いが、豪ドルより高い。通貨の安定性はトルコリラほど不安定ではなく、米国経済と連動しやすい構造を持っている。金利とリスクの両面でちょうど中間に位置する通貨です。
さらに、わたしが長期的に米国経済の成長を信じているという点でも、米国と強く連動するメキシコペソを持つことは方向性が一致していると感じました。単純なスワップ狙いではなく、米国経済の恩恵を為替でも受けられる可能性がある。それが3通貨目としてメキシコペソを選んだ理由です。
各通貨の特性や損益分岐点分析はこちら↓



なぜレバレッジ1倍か
らくつむはレバレッジ1〜3倍で設定できます。わたしは迷わず1倍を選びました。
レバレッジ2倍にすればスワップも2倍になり、一見お得に見えますよね。ただし、為替変動の影響も2倍になります。リスクとリターンが比例するなら、レバレッジをかけるメリットがないと考えました。
積立FXの本質はドルコスト平均法でコツコツ積み上げることです。為替が下落したときに取得単価が切り下がり、長期で保有するほどスワップが雪だるま式に増えていく。
この構造を活かすには、為替変動に耐えられる設計が必要です。レバレッジをかけると、急落局面でのダメージが大きくなり、長期保有の前提が崩れてしまう可能性が高くなる。
レバレッジ1倍は実質的に外貨の現物積立と同じです。持っている円をそのまま外貨に換えて保有する。FXの代名詞ともいえる「強制ロスカット」のリスクもなく、為替が下落しても気にせず継続できる。
FXが怖いと感じている方にとっても、この設定なら安心して始められると思います。
3年間積み立てるとどうなるか
積立FXの魅力は時間をかけるほど有利になる点です。保有通貨量が増えるほどスワップも増え、雪だるま式に積み上がっていく。
その効果を3年間のシミュレーションで確認してみます。
前提条件は現在のレートとスワップポイントが横ばいで続くと仮定。為替変動は考慮していません。
- 1年目:年間スワップ約18,675円
- 2年目:年間スワップ約37,350円
- 3年目:年間スワップ約56,025円
毎年の投資額は同じ150,000円です。単年で見た利回りは毎年約12.5%で変わりません。ただし、過去に積み上げた通貨残高が翌年もスワップを生み続けます。その分が上乗せされるため、スワップの絶対額は毎年増えていく。
累計で見るとその効果がよくわかります。
- 1年目終了時:累計投資150,000円・累計スワップ約18,675円→累計利回り約12.5%
- 2年目終了時:累計投資300,000円・累計スワップ約56,025円→累計利回り約18.7%
- 3年目終了時:累計投資450,000円・累計スワップ約112,050円→累計利回り約24.9%
同じペースで積み立てを続けているだけで、累計利回りが12.5%→18.7%→24.9%と上がっていく。長く続けるほど、過去の積立が資産として働き続ける仕組みです。
実際には為替変動を加味する必要がありますが、スワップが雪だるま式に増えていく構造は変わりません。より詳しい為替シナリオ別の長期シミュレーションは別記事で検証予定です。
「らくつむ」でわたしと一緒に積立を始めたい方はこちらから口座開設できます↓
まとめ
積立FXの通貨選びに正解はありません。ただ、わたしが3通貨を選んだ軸は明確です。スワップと安定性のバランスを取りながら、値動きが異なる通貨を組み合わせてリスクを分散する。その結果がトルコリラ・メキシコペソ・豪ドルという組み合わせです。
長く続けるほど過去の積立が資産として働き続けるため、始めるなら早い方がいい。それがわたしの結論です。
実際の口座開設の流れはこちら↓

「らくつむ」と「つみたて外貨」の比較はこちら↓





