円安に負けない外貨戦略|ドル・豪ドル・シンガポールドルで「守れる資産」をつくる方法

はじめに|円安に負けない「通貨の守り方」
2025年、円安と物価高が続いています。
スーパーの食材も、光熱費も、スマホ料金さえも上がる一方で、給料や銀行預金の利息は、ほとんど増えないまま。
気づかないうちに、私たちの円は同じ額でも買えるものが減っている状態になっています。
💬 ここで多くの人が見落としているのが資産を円だけで持つリスクです。
たとえば
- 1ドル=100円 → 150円になれば、海外資産は1.5倍に
- 逆に、円だけを持っている人の購買力はどんどん下がる
日本に住みながらも、「通貨を分けて持つ」ことは、もはや海外投資家だけの戦略ではありません。
💡 円安時代に資産を守るカギは「通貨分散」
ドル・豪ドル・金(ゴールド)などを組み合わせることで、物価上昇にも円安にも強い多通貨ポートフォリオをつくることができます。
わたし自身も数年前からドルと豪ドルを少しずつ積み立てており、円安が進んでも家計の不安が軽くなる感覚があり、「通貨を分ける意味」を実感しています。
💡 この記事では、次のことがわかります。
- なぜ円だけで持つのがリスクになるのか
- 円安に強い外貨の種類(ドル・豪ドル・シンガポールドル)
- 外貨を使った3つの投資方法(預金/投信/ETF)
- NISAで外貨資産を運用するコツ
✅ 結論を先に言うと
外貨投資は、円安で一発逆転を狙うものではありません。
円の価値が下がっても生活が揺らがないようにするための、小さな保険です。
守りのための通貨分散——まずはここが出発点になります。
なぜ「円だけで持つ」と危険なのか
私も最初は「円だけで十分じゃない?」と思っていましたが、構造を知るほど防衛としての外貨の必要性を感じました。
円安・物価高の背景には、通貨の価値が下がっている構造があります。
この構造を理解すると、「円だけで資産を持つリスク」がはっきり見えてきます。
① 金利の差が「円安」を生む
日本は長年にわたり超低金利政策を続けています。
一方、米国や欧州では物価上昇を抑えるために金利を上げており、ドルやユーロの金利は日本よりもはるかに高い水準です。
投資家は当然、「利息がつく通貨(ドルなど)」にお金を移します。
その結果、円を売り、ドルが買われ、円安が進むというわけです。
👉 金利差については以下の記事でくわしく解説。なぜ高金利通貨が買われ、円安が起きるのかを仕組みで理解できます。

② 円安が「輸入コスト上昇」につながる
円が安くなると、海外からの輸入品の価格が上がります。
食料、エネルギー、原材料──あらゆるコストが上昇し、物価全体を押し上げる結果になります。
つまり、円安は「日本人の生活コスト上昇」でもあるのです。円で給料をもらい、円で生活している私たちは、その影響を最も強く受けます。
③ 円資産の「購買力」が減る
インフレとは、「同じお金で買えるものが減る」こと。
たとえば、去年100円で買えたパンが、今年は120円になっていたら、実質的に円の価値は下がっています。
💬 預金が減らなくても、「買える量が減る」。
それが、円の購買力が下がるということです。
💡 ポイント
- 円安は「日本の外」でお金の価値が下がる現象
- 物価上昇は「日本の中」で円の購買力が下がる現象
- 両方が同時に起きると、「貯金しても実質的に資産が減る」
👉 だから、資産の一部を外貨建て資産に分ける(通貨分散)ことが重要になります。
円が下がっても、ドルや他の通貨が補ってくれる──これが守りとしての外貨投資の基本構造です。
👉 外貨を持つ意味をもっと深く理解したい人向けに、為替の動きをやさしく整理しています。

円安に強い外貨の選び方|ドル・豪ドル・シンガポールドルの特徴
円安が進む時代に「どの通貨を持つべきか?」という問いに、正解はひとつではありません。
しかし、安定×成長×分散の観点で見ると、次の3つが現実的で強い選択肢になります。
💵 米ドル(USD)|世界の基軸通貨であり、資産の中心
ドルは世界の取引・金融・エネルギー価格の基準となる「基軸通貨」。
米国経済の強さと高金利政策に支えられ、円安局面では最も安定した外貨です。
- 世界の外貨準備の約6割を占める
- 日本から見て「円安=ドル高」の関係にある
- 株・ETF・債券など、投資対象が圧倒的に多い
💬 円の価値が下がるとき、ドル資産を持つ人は実質的に得をする構造。
NISAで米国株やETF(VOO、VTIなど)を保有するだけでも、ドル建て分散になります。
🦘 豪ドル(AUD)|資源価格と連動するインフレ耐性通貨
オーストラリアは鉄鉱石・天然ガス・農産物など、資源国としての側面を持ちます。
資源価格が上がる=豪ドルが買われる傾向があり、インフレ局面に強い通貨として知られています。
- インフレ時に資源需要が高まる → 通貨も上昇
- 日本との金利差が大きく、スワップポイント(利息)も高い
- 高金利通貨のため、外貨預金やFXで人気が高い
💬 物価上昇に強い資源国通貨として、ドルに次ぐ守りの外貨ポジションになります。
🪙 シンガポールドル(SGD)|安定性と金利のバランスが魅力
小国ながら金融国家としての信頼が高いシンガポール。
インフレ抑制のため、為替を政策的にコントロールしており、安定性と金利のバランスが取れています。
- 通貨管理型の中央銀行がインフレ率を抑制
- 米ドルとアジア通貨の中間的な動きを取る
- 長期投資や外貨預金でも安定感が高い
💬 ドルほど値動きが激しくなく、アジア圏での安定通貨としてポートフォリオに向いています。
💡 ポイントまとめ
| 通貨 | タイプ | 主な強み | 分散効果 | 使いどころ(ポイント) |
|---|---|---|---|---|
| 🇺🇸 米ドル(USD) | 基軸通貨・コア | 流動性最大/情報量が豊富 | ★☆☆(世界の中心軸) | 外貨の“土台”。ETFや米国株の受け皿として割合を厚めに。 |
| 🇦🇺 豪ドル(AUD) | 資源国・高金利 | 資源価格に強い/金利収益を狙える | ★★☆(米ドルと程よく差) | インフレ局面のバッファ。外貨の“利回り要素”として10〜20%目安。 |
| 🇨🇦 カナダドル(CAD) | 資源+先進国 | 政治・財政が安定/原油連動の特性 | ★☆☆(米ドルと同方向になりやすい) | 米ドルの補完。資源ヘッジを入れたい時に5〜10%を目安に。 |
| 🇸🇬 シンガポールドル(SGD) | 管理通貨・安定志向 | インフレ抑制重視の為替管理/ボラ小さめ | ★★★(アジア独自軸) | 安定×分散の要。全体のブレを抑える5〜15%の“整える通貨”。 |
👉 つまり
- ドル=通貨の中心(基軸)
- 豪ドル=インフレ防衛
- SGD=安定補完
この3つを軸に、「円だけでは守れない時代」の土台をつくれます。
外貨をどう組み合わせる?NISAとの相性と分散の考え方
完璧な比率を最初から決める必要はありません。わたし自身も、少額から通貨を増やしていきました。
外貨は「投機」ではなく、リスクを分散して生活を守るためのパーツとして考えると続けやすくなります。
一方で、円だけに頼ると、円安やインフレが進んだときに資産価値が下がってしまいます。
そのため、NISAなどを使って 「円+外貨+実物資産」をバランスよく組み合わせることが大切です。
✅ 1. 外貨の割合は10〜30%が目安
為替変動によるリスクを抑えつつ効果を感じるなら、ポートフォリオ全体のうち 10〜30%を外貨建て資産 にしておくのが理想的です。
💬 たとえば
- 守り重視(円高対策メイン) → 10〜15%
- バランス型(分散+成長) → 20%前後
- 積極運用(外貨利回り狙い) → 30%前後
✅ 2. NISAでも外貨建て商品を活用できる
成長投資枠では、米国ETF(VT・VOO・VTI など) や外貨建て投資信託(eMAXIS Slimシリーズなど) を通じて外貨に自然に分散することが可能です。
つまり、NISAだけでも「円安に強い外貨分散ポートフォリオ」を作れるということ。
💡たとえば
- VT → 世界全体(通貨分散効果も高い)
- VTI/VOO → 米ドル資産の軸
- ピクテ・ゴールド → 通貨価値下落への保険
✅ 3. FXや外貨預金で「外貨」を保有するのも選択肢
NISAでは外貨預金ができないため、外貨そのものを持ちたい場合は FX(外貨積立)や銀行の外貨預金 を使います。
長期でスワップ(金利差)を受け取れる積立FXは、高金利通貨(豪ドル・カナダドルなど)を少しずつ買うのに向いています。
ただし、短期売買ではなく、「円安のときに助けてくれる通貨を、ゆっくり積み立てる」感覚が大切です。
💡ポイントまとめ
- 外貨は「儲け狙い」ではなく「円の価値を守る盾」
- NISAでは投信・ETFを通じて外貨に分散できる
- FXは実際の通貨を持つためのツールとして活用
👉 円安・物価高の時代こそ、外貨を少しずつ組み込むことが、最もシンプルなリスクヘッジです。
外貨を取り入れた分散ポートフォリオ例(NISA×外貨×守り)
外貨を取り入れるときは、リスクを分散しつつ「どの通貨をどのくらい持つか」を明確にしておくことが大切です。
ここでは、円・外貨・金(ゴールド) の3軸で構成したわかりやすいポートフォリオ例を紹介します。
💡 外貨ポートフォリオ例(長期安定運用の目安)
| タイプ | 円建て資産 | 外貨建て資産 | 外貨現物 | ゴールド | 想定リスク感 |
|---|---|---|---|---|---|
| 🟢 安定型(守り重視) | 60%(NISA投信・国内株) | 25%(VT・VOO・S&P500) | 5%(米ドル or 豪ドル積立) | 10%(金ETF・ピクテ・ゴールド) | 小〜中 |
| ⚖️ バランス型(分散重視) | 45%(NISA・日本株・預金) | 35%(米国・全世界ETF) | 10%(FX積立・外貨預金) | 10%(金投信) | 中 |
| 🔴 成長型(攻め重視) | 30%(国内株・現金) | 50%(米国・先進国ETF中心) | 10%(外貨積立/FX) | 10%(金ETF) | 中〜高 |
🧭 使い方のポイント
- 外貨建て資産(VT・VOO・VTIなど) は、NISAの「成長投資枠」で保有しやすい。
- 金ETF・投信(GLDM・ピクテ・ゴールド) は、円安・インフレ時の守りパーツ。
- FX/外貨預金 は、為替リスクを取る代わりに保険として少額で保有するのが◎。
💬 外貨比率を高めすぎると円高局面で資産が目減りするため、はじめは20〜30%を目安に少しずつ広げていくのが現実的です。
🪙 NISAとFXの組み合わせ方のコツ
- NISA:資産を“育てるゾーン(非課税で外貨資産を長期保有)
- FX/外貨預金:資産を守る・整えるゾーン(為替差益・金利収益で円安を防ぐ)
この2つを同時に使うことで、「円安で得をしながら、物価上昇に強いポートフォリオ」が完成します。
外貨×FXで「為替の波」を味方にする方法
NISAでは外貨預金やFXのように通貨そのものを保有することはできません。
しかし、FX(外国為替証拠金取引)を活用すれば、米ドル・豪ドル・カナダドルなどを少額から積み立てることが可能です。
✅ 1. 「積立FX」で為替差益+スワップを得る
従来のFXは短期売買のイメージが強いですが、最近は「積立FX」という長期運用スタイルが人気です。
特徴は以下のとおり👇
- 自動で毎日/毎週 少額ずつ外貨を購入
- 為替差益+スワップ(金利差)を受け取れる
- 外貨預金よりコストが安い(手数料0.2〜0.3円/ドル程度)
💬 つまり、為替の積立投資のように使えるのが積立FXです。円安局面でプラス、円高局面では外貨を安く買い増せる。長期で見ればバランスが取れます。
👉 積立FXの仕組み・メリット・安全な始め方をまとめた実践ガイド

✅ 2. 安定通貨を中心に分散する
FXで外貨を持つなら、安定通貨中心が基本です。
短期の値動きが激しい高金利通貨(トルコリラや南アランドなど)は避け、円安時にも信頼性が高い主要通貨を選びましょう。
💡 おすすめの組み合わせ例
| 通貨 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 🇺🇸 米ドル(USD) | 世界の基軸通貨。円安局面で最も強く、流動性・信頼性が高い | すべての人(防衛のコア) |
| 🇦🇺 豪ドル(AUD) | 資源国通貨。資源価格・インフレ局面に強く、USDと適度に分散 | バランス型の分散を狙いたい人 |
| 🇸🇬 シンガポールドル(SGD) | 通貨安定性が高く、ASEAN成長の恩恵。政策的に過度な通貨安を抑制 | 長期・防衛志向でボラを抑えたい人 |
✅ 3. レバレッジは「1〜2倍」で十分
FXというと「ハイリスク・ハイリターン」の印象がありますが、レバレッジをかけずに1〜2倍以内にすれば、実質的には「外貨預金+α」のように使えます。
- ハイレバレッジ取引 → 短期投機(避けるべき)
- 低レバレッジ運用 → 長期防衛(理想的)
👉 「レバレッジを抑えた積立FX」は、円安局面の補助エンジンとしてポートフォリオに加える価値があります。
💬 ポイントまとめ
- NISAでは買えない「通貨そのもの」を保有できる
- 為替差益+スワップ(金利差)で外貨を育てる
- 高金利通貨はスパイス程度(5〜10%以内)
- レバレッジを抑えれば、外貨預金感覚で利用可能
👉 FXは攻めではなく、守りと分散のツール。円安・物価高の時代には、外貨の積立こそが最もシンプルな防衛投資になります。
外貨を持つ3つの方法|目的に合わせて選ぶ
外貨と聞くと「FXでトレードするの?」と思われがちですが、為替差益を狙うより、資産の一部を外貨建てで持つことが目的です。
やり方は主に3つ。初心者〜中級者まで、自分の投資スタイルに合わせて選べます。
① 外貨預金で持つ(初心者向け)
銀行やネットバンクで口座を開設し、円を外貨に両替して預ける方法。為替手数料はやや高いですが、シンプルでわかりやすい。
メリット
- 価格変動をリアルタイムで見ずに済む
- 利息(金利)が日本より高い
- 少額から外貨を持てる
デメリット
- 為替手数料が高め(片道25銭〜)
- 短期の為替変動には弱い
👉 「まず外貨を保有してみたい」人にぴったりです。
② 外貨MMF・外貨建て投信で持つ(中級者向け)
証券会社で取り扱う外貨建てMMFや債券型ファンドを通じて外貨を持つ方法。金利を受け取りながら、為替変動リスクをある程度分散できます。
メリット
- 金利を得ながら外貨を保有
- 円高時に追加投資しやすい
- 自動再投資で放置できる
デメリット
- 為替の変動で元本割れリスクあり
- 銀行よりも仕組みがやや複雑
👉 「預金+投資の中間」で運用したい人におすすめ。
③ FXで長期保有(スワップ投資)(経験者向け)
レバレッジをかけず、1倍(実質外貨預金)で保有する長期FX運用。取引コストが低く、スワップ(金利差収益)も得られます。
メリット
- 金利(スワップ)を受け取れる
- 取引コストが低く、24時間取引可能
デメリット
- 証拠金維持などの管理が必要
- 短期売買と混同しやすい
トレードではなく「外貨を持つ目的」で使うと、円安時の防衛力が大きく上がります。
👉 以下の記事では、ドル・豪ドルなど通貨の選び方と相性がわかるよう、通貨別スワップの特徴をシンプルに整理しています。

💡 まとめ
| 投資手法 | 難易度 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 外貨預金 | ★☆☆(初心者向け) | 仕組みがシンプル・安全性が高い | まず外貨を少し持ちたい人 |
| 外貨MMF・外貨建て投信 | ★★☆(中級者) | 金利収入+分散効果でコア運用に最適 | 預金より一歩進めたい人 |
| FX(スワップ目的) | ★★★(中〜上級者) | 低コスト・自由度高い・スワップ益 | 外貨を戦略的に長期保有したい人 |
まとめ|外貨は「円の価値を守る」ための防衛パーツ
外貨投資は、為替差益で稼ぐためのものではなく、円の購買力が下がる局面でも生活と資産を守る仕組みとして機能します。
円安・物価高が続く今の環境では、外貨を少額でも組み込むことで、円だけでは防げないリスクを補えるようになります。
💡 ポイント整理
- 円安・物価高の局面では、外貨の保有が購買力の低下を補う
- NISAでは 米国株・全世界株ETF を通じて自然に外貨分散ができる
- FXや外貨預金を使えば、通貨そのものを保有してリスク分散が可能
- 外貨の目安は 10〜30%(無理なく続けられる範囲でOK)
👉 次のステップ
外貨を少し混ぜるだけでも、円安・物価高の影響をやわらげて、家計や資産のブレを抑えることができます。
ただ、外貨預金や外貨MMFはコストが高かったり、仕組みが分かりにくかったりして、続けるのが難しいという声も多いです。
長期で外貨を守りながら増やしたい人にとって、いちばん続けやすいのが「積立FX」。
- 毎日・毎週の自動積立
- 円高のときは自然に安く買える
- 金利差(スワップ)がそのまま積み上がる
- 外貨預金よりコストが低い
外貨をコツコツ育てられる仕組みをつくるだけで、円安にも物価高にも振り回されない資産構造になります。

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