NISA口座はどこがいい?松井証券と楽天証券の違いをわかりやすく比較

はじめに|NISAは「どこで始めるか」で差がつく
NISA(少額投資非課税制度)は、2024年の新制度開始以降、投資初心者からベテランまで注目が集まっています。
しかし「どの証券会社でNISA口座を開設するか」によって、手数料・ポイント還元・取引環境の快適さが大きく変わります。
現在、個人投資家から特に人気を集めているのが、
- コスト面で優位な 松井証券
 - ポイント還元と経済圏連携に強い 楽天証券
 
の2社です。
どちらもNISA取引の手数料は無料ですが、日常的な株式取引や米国株・ポイント投資の仕組みには明確な違いがあります。
👉 本記事では、
「松井証券と楽天証券、どちらでNISAを始めるべきか?」
というテーマで、手数料・ポイント・米国株対応などを徹底比較していきます。
NISA口座の基本と各社の手数料・無料範囲
NISA(少額投資非課税制度)は、株式や投資信託の運用益・配当が非課税になる制度です。
どの証券会社を利用しても制度内容は共通で、NISA口座内の取引手数料は無料となっています。
ただし、NISA以外の「特定口座」「一般口座」での株式取引や、米国株・単元未満株・積立投資などは証券会社ごとに条件が異なります。
ここでは、主要ネット証券である 松井証券・楽天証券 の無料範囲を整理しておきましょう。
🟦 松井証券の無料条件(国内株)
- 25歳以下なら株式手数料が完全無料(現物・信用とも)
 - 25歳以上でも1日50万円までの取引が無料
 - NISA口座の取引もすべて手数料無料
 - 単元未満株もNISAなら無料(特定口座では約定代金×0.55%)
 
👉 少額投資・若年層にもっとも優しいコスト設計。
コツコツ積み立てたい人や学生・社会人1〜2年目の投資家にも最適です。
🟥 楽天証券の無料条件(国内株)
- ゼロコースを選択すれば取引手数料無料
 - NISA口座は完全無料
 - 単元未満株もNISA内では無料取引が可能
 - 通常取引はコース条件によって無料/有料が分かれるため注意
 
👉 手続きが必要ですが、楽天経済圏との連携でポイント還元率が高いのが特徴。
楽天カード積立などを組み合わせると、長期的なリターンを底上げできます。
💡 投資家視点でのまとめ
- 松井証券:25歳以下・少額投資なら最も有利。シンプルでわかりやすい。
 - 楽天証券:条件つき無料だが、楽天ポイントや経済圏利用で還元力が高い。
 
👉 NISAの非課税枠はどの証券でも同じ。違いを生むのは「日常の取引コスト」と「ポイントの貯まりやすさ」です。
松井証券の強み|25歳以下無料・為替コスト0円・JCB積立でポイント投資
松井証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗ネット証券として、「コストを抑えながら投資を続けられる環境」に定評があります。
特に、手数料の安さと若年層への優遇が他社にはない特徴です。
🟩 25歳以下は現物・信用取引が完全無料
- 25歳以下の投資家は、株式取引(現物・信用)の手数料が完全無料。
 - NISA口座との併用も可能で、非課税+手数料ゼロのWメリット。
 - 25歳以上でも1日50万円まで無料の「ボリュームゾーン優遇」があり、コツコツ積立型の個人投資家にもやさしい仕組みです。
 
👉 初心者でも「コストを気にせず練習できる」のが大きな魅力。少額投資の第一歩に最適な証券会社といえます。
🟩 米国株の為替コストが0円(円/ドル)
- 松井証券では為替スプレッド0円で米ドルに両替可能。
 - 1ドルあたりの為替手数料がかからず、実質的に両替コストゼロ。
 - 他社(SBI・楽天)では通常「25銭/ドル」程度が一般的なため、長期保有・配当再投資に有利な条件です。
 
👉 頻繁にドル転・ドル建て配当を受け取る投資家ほど恩恵が大きい。
🟩 JCBカードでクレカ積立+ポイント投資が可能
- JCBカードとの提携で、クレカ積立が可能。
 - 投資額に応じて JCBのOki Dokiポイント が貯まり、貯めたポイントで投資信託を購入することもできます。
 - JCBプレミアムカードなら、還元率が最大1.0%にアップ。
 
👉 「投資してポイントを貯め、ポイントでも投資できる」この循環型の仕組みが、松井証券の大きな強みです。
💡 投資家視点でのまとめ
- コストを抑えたい初心者・若年層投資家に最適。
 - 米国株を低コストで取引したい人にも有利。
 - JCBカードを利用中のユーザーは積立との相性が抜群。
 
👉 総合的に見て「少額から長期まで、とにかくコストを抑えて続けたい人」にもっとも向いている証券会社といえます。
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楽天証券の強み|ゼロコースと楽天経済圏のポイント投資
楽天証券は、ポイント還元率の高さと経済圏との連携力で群を抜いています。
「楽天市場」や「楽天カード」など、生活のあらゆる場面で貯まるポイントを投資に活用できるのが最大の魅力です。
また、近年導入された「ゼロコース」により、国内株取引の手数料も無料化。コスト・還元・利便性の3拍子がそろったネット証券です。
🟥 ゼロコースで国内株の手数料が無料に
- ゼロコースを選択すると、国内株式の取引手数料が無料になります。
 - 条件は SOR・Rクロスの利用同意のみ。
 - 条件に同意するだけで無料化されるため、実質的には誰でも利用可能。
 
👉 これまでSBI証券の「ゼロ革命」が注目されていましたが、楽天証券も同水準まで追いつき、競争力を高めています。
🟥 楽天カード積立で最大2.0%還元
- 楽天カードでの投資信託積立により、毎月最大10万円までポイント還元対象。
 - 還元率はカード種別によって変動:
・通常カード/ゴールドカード → 最大1.0%
・ブラックカード → 最大2.0%(要招待) - 貯まった楽天ポイントはそのまま投資に再利用可能(1ポイント=1円)。
 - さらに、楽天証券を利用すると 楽天市場でのSPUが+1倍 に。
 
👉 「投資×消費×還元」をフル活用できるのは楽天だけ。楽天経済圏に深くいる人ほど、リターンを積み上げやすい仕組みです。
🟥 米国株・ETFの取引も充実
- 米国株式・ETFもスマホから簡単に取引可能。
 - NISA口座でも海外ETFに対応。
 - 為替手数料は25銭/ドルと標準水準だが、キャンペーン期間中は実質無料になるケースも。
 - さらに、米国株の取引で楽天市場のSPUが最大+1倍。投資することでポイント還元がアップし、日常の買い物リターンまで拡大します。
 
👉 米国株をNISA枠で積み立てる投資家にも人気が高い。
💡 投資家視点でのまとめ
- 楽天経済圏を活用してポイントを最大化したい人に最適。
 - クレカ積立+SPU還元を活かすことで、実質リターンが上がる。
 - 手数料無料のゼロコースで、コスト面でも十分に競争力あり。
 
👉 「ポイントを貯めながら投資したい」「楽天カードを使っている」そんな投資家にとって、楽天証券は最有力候補です。
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NISA口座の比較まとめ|投資スタイル別のおすすめ証券会社
NISAを始めるうえで大切なのは、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことです。
ここでは、「コスト重視」「ポイント重視」「米国株重視」など、目的別に最適な証券会社を整理します。
🟩 少額投資・若年層なら「松井証券」
- 25歳以下は株式手数料が完全無料。
 - 25歳以上でも1日50万円まで無料で取引可能。
 - 少額でコツコツ投資を続けたい初心者や学生投資家に最適。
 - JCBカードによるクレカ積立+ポイント投資にも対応。
 
👉 「コストを最小限に抑えてNISAを始めたい人」には、松井証券が最有力です。
🟥 楽天経済圏ユーザー・積立派なら「楽天証券」
- 楽天カード積立で最大2.0%還元。
 - 証券口座、米国株取引でSPUが適用され、買い物ポイントが上昇。
 - 楽天ポイントをそのまま投資に再利用できる柔軟性。
 
👉 「投資も生活も楽天で完結したい人」にとって、最もリターンを最大化できる環境。
🟦 どちらを選ぶか迷ったら
- シンプルさ・手数料重視 → 松井証券
 - 還元率・利便性重視 → 楽天証券
 
どちらもNISA取引は無料ですが、日常的な使いやすさや経済圏連携で差が出ます。
👉 「投資を習慣化したい人は楽天」「コツコツ低コスト派は松井」が合理的な選択です。
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NISAをどの証券会社で始めるかによって、手数料・ポイント還元・使いやすさが大きく変わります。
自分の投資スタイルに合ったサービスを選び、長期的な資産形成を有利に進めましょう。
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